本郷上野不動産の日記 賃貸版

地元ネタや賃貸物件について

【賃貸】物件は早く決めないとなくなる?【ウソ・ホント】

こんにちは(´・ω・`)

先日、進学で上京予定のお客様からお問合せを頂きました。

その中でお客様が

「他の不動産屋で、早く契約と物件がなくなりますよ。」

と言われたそうです。

良く聞く話ですね。

そこで

本当に早く契約しないと物件はなくなってしまうのか?

調べてみました。ちょいちょい私の見解も入れていきます。

まずは、文京区、台東区にて1年間の賃貸物件数を調べてみました。

※レインズ等の業者間サイトのデータを弊社にて編集したものを利用します。

まずは文京区の1年間の賃貸物件数の推移

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テキスト

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数字だけ見ると、1月~3月間でも平均以上ですね。

今度は台東区で見てみましょう。

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テキスト

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こちらも、1月~3月間でも平均以上ですね。

物件数だけ見ると

早く契約しなくても、物件はなくなりません。

文京区に限って言えば、物件数が一番多いのが3月だったりします。

 

でも、先に結論から申しますと

 

3月は物件数は多いですが、そのすべてが3月又は4月上旬に住めるわけではありません。

3月の物件数=3月に住める物件数ではありません。

 

賃貸物件の解約予告はほとんどが、1カ月前もしくは2カ月前となります。

例えば3月20日に退去予定の物件は、4月上旬の入居に間に合わない事がほとんどです。

この時期は、リフォーム業者も忙しく中々手配できないのが現状です。

 

学生さんや新社会人のお客様なら、3月下旬頃に引越を終えたい方がほとんどだと思います。

毎年お客様と

「この物件は最短でも4月中旬ごろの入居となってしまいます。」

と、インターネットの広告をみたお客様に説明したりしてます。

じゃあ、マンスリーマンションとかで時期を少しずらそうとしても、その時期はマンスリーマンションもいっぱいだったり、メチャクチャ高かったりします。

 

詳しく説明すると 

 

まずはこちらの物件の募集図面をご覧下さい。

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本日、11月20日現在募集中の物件です。

よくよく見ると

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居住中 2019年2月下旬入居予定

と記載があります。

2019年2月に退去が決まっている物件を、居住中ですが既に募集を開始しています。

賃貸不動産業者が一番忙しいのは、毎年1月から3月です。繁忙期とか商戦とか言ったりします。

ですので賃貸不動産業者にとっては、この時期の空室情報は特に重要となりますので、取引のある大家さんや、不動産業者に毎日のように

「○○マンション空く予定はありませんか?」と電話したりします。

また自社の取り扱い物件で、契約更新の時期が1月から3月のお客様へは、早い所だと12月中に「更新時期が3月○○日ですけど、更新しますか?」みたいな手紙を出してお伺いしたりします。

なので文京区、台東区ともに物件数が増えたりしています。

もちろん例外もありますが(´・ω・`)

 

・いつ頃に入居したいのか

これは結構重要なので良くスケジュールをご確認の上、ご検討下さい。

 

 

今日はこの辺でー